歩く音やテレビの音など、ご近所さんの生活音が気になる!
ご近所さんの騒音がうるさいんだけど!?
という経験は、誰でもあるのではないでしょうか?
それって、法律的にはどうなんでしょう?
【ご近所さんの生活音(騒音)が気になるんですが・・・】
「ご近所さんの生活音(騒音)が気になる」というご経験は、誰にでも一度はあると思います。
でも、「生活音」というのは、人によって受け取り方が違うので、その音が、全然気にならないという人もいれば、うるさくて仕方ない!という人もいます。
ですので、
「自分はうるさいと思うんだけど、これってどうなの?!」
というケースも多いと思います。
その「これってどうなの?!」を法律的に解説していきます。
【大家さんに改善策を要求】
賃貸借契約を締結している以上、平穏な住まいを提供するというのも、大家さんの義務の一つです。
ですので、大家さんに、騒音の改善を要求することができます。
具体的には、アパートやマンションにお住まいの場合、他の住人の騒音について、大家さん(家主)にその騒音を出している住人に注意をしてもらう、それでも、騒音を出すのを止めてくれない場合には、大家さんに、その住人との賃貸借契約を解除してもらい、出て行ってもらえるという方法があります。
賃貸借契約を解除してもらうというのは、なかなか大それた要求に感じられますが、大家さんにとっても、一人の住人のせいで、他の住人が出て行くというようなことになれば、不利益を被ることになりますし、その後も、騒音を出す住人がいると、物件の借り手が付かなくなってしまいます。
ですので、大家さんにとっても、決して他人ごとではありませんので、しっかりと対応していく必要があります。
ただし、賃貸借契約を解除するには、「正当な理由」が必要で、「騒音」がその「正当な理由」にあたるかどうかの判断については、次回から解説していきます。
(つづく)